中高層ビルの外壁に多く見られる、石張り乾式工法は、建築基準法第12条 ( 特殊建築物等定期報告義務 ) の全面打診対象外です。しかし、石張り乾式工法は石材が数か所ボルトで止められ固定されているだけの状態です。したがって、ひび割れ等による破片は高所から地上に落下する事もあります。また、超高層ビルとなると、目視・ (双眼鏡) では確認が難しく、万が一ボルトで止められていない箇所が欠落した場合、大事故にもつながりかねません。
当社では、こういった“調査対象外”とされている部分に関してもしっかりと調査すべきと考えます。
中高層ビルの場合、ドローンに光学30倍ズームカメラを搭載し、精密な可視光線カメラをもとに調査を行います。
この様な高所の乾式工法の外壁には赤外線調査は無意味であり、より効果的な調査を行うためにはドローンによる可視光線調査をおすすめしております。当社では建物自体・周辺状況に応じて最も経済的かつ有効的な調査結果に至るための最適な方法をご提案いたします。
ただし、調査建物(面)の敷地に十分余裕があれば良いのですが、多くの市街地では
前面道路に接近している等、ドローンの飛行自体不可能 (法的・物理的) な場合もあります。
当社はそれを「ラインドローンシステム」で解決します!
ドローン飛行は航空法で「第三者の通行人の上空を飛行させること」を禁じられており、都心部等では道路上、歩道上のドローン飛行は原則禁止されています。
そこで、ドローンのメリットである「自由に飛行できること」をあえて物理的に制限することで100%に近い安全確保が可能となる方法があります。
現状は高層ビル等の石張り面 (乾式) のひび割れや剥落タイル・漏水の恐れの有る劣化部のチェック等を可視画像で確認することを主な目的と想定しておりますが、今後赤外線カメラを搭載することも検討中です。
当社のドローンによる外壁調査は、株式会社NEXTとの協同事業です。
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